Microsoftは3月5日(現地時間)、Model Context Protocol(MCP)のC#向け公式SDKである「MCP C# SDK」v1.0のリリースを発表した。同バージョンは2025-11-25版のMCP仕様への完全対応を果たし、認可・認証フローやツール管理、タスク管理、長時間リクエスト処理など、多くの機能強化を含んでいる。
今回のリリースでは、サーバー・クライアント双方の認可強化が進んだ。認可サーバーの発見手段が拡張され、Protected Resource Metadata(PRM)文書の掲載・取得方法が柔軟になった。ツールやリソース、プロンプトにアイコンやWebサイトURLを紐づけられるメタデータ拡張も導入され、見た目や識別性も向上している。
MCP独自の「インクリメンタルスコープコンセント(必要最小権限による段階的認可)」もサポート。OAuth2.0のスコープを、必要に応じて動的に要求・取得する実装が容易になった。また、URLモードによる安全な外部入力エリシテーション(機密情報取得など)も組み込まれており、MCPクライアント・サーバー双方での連携が強化された。
さらに、サンプリング処理でLLMからのツール呼び出しを管理できる機能、OAuthクライアントの新方式「Client ID Metadata Documents(CIMD)」対応、HTTP上での長時間リクエストをSSEイベントIDとポーリングで管理する仕組みも導入。加えて、MCPリクエストのタスク化(進行状況・結果の永続管理)も実装された。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
