ソフォス株式会社は本日、2006年9月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。
調査によると、MyDoom-AJが再浮上しているが、9月のチャートには新規の脅威は出現していないとのこと。Netsky-Pがチャートのトップに立ち、以下5位までが先月からの変動なしという結果であった。
2006年9月のトップ10ウイルス
順位 | ウイルス名 | 割合 |
1 | W32/Netsky-P | 18.4% |
2 | W32/Mytob-AS | 14.1% |
3 | W32/Bagle-Zip | 6.3% |
4 | W32/Nyxem-D | 5.4% |
5 | W32/Netsky-D | 5.3% |
6 | W32/Mytob-E | 3.0% |
7 | W32/Mytob-C | 2.9% |
8 | W32/Zafi-B | 2.8% |
8 | W32/MyDoom-O | 2.8% |
10 | W32/MyDoom-AJ | 2.7% |
1カ月前(2006年8月)のトップ10ウイルス (c)2006 Sophos Plc. All rights reserved.

また世界中で送受信された全メールのうち、悪意のあるものは300通に1通の割合(0.33%)まで比率を下げていることが分かった。
だが新手の脅威も数多く出現しており、先月の1,998件に対し、9月は4,080件と極端な増加を示している。さらにその多くが機密情報の窃取を狙ったもので、組織の利益と信頼性に深刻なダメージを与える危険性があると述べた。
同社では、すべての組織に対して、既知および未知のセキュリティ脅威を検知、阻止できる対策の導入を推奨していくとのこと。