IDCフロンティアは、2月15日より試験サービスとして提供していた、米RightScale社のクラウド統合運用管理ツールである「RightScale Cloud Management Platform」(RightScale Platform)へのセルフポータル型のクラウドコンピューティングサービス(クラウドサービス)の提供を、正式サービスとして23日から開始する。
「RightScale Platform」は、国内外の提供事業者を超えたクラウドサービスや、パブリック/プライベートクラウドを問わない運用・管理が可能な、マルチクラウド環境を実現するサービス。数千におよぶユーザーが370万台以上のサーバを稼働しており、OS/Webサーバ/データベース/プログラミング言語が設定された、豊富なテンプレート群から簡単にインフラを構築・運用できる。
同社のクラウドサービスは、日本のインフラ提供事業者としてははじめてRightScale社に採用されている。海外の利用者は、日本でのサービス展開におけるクラウドサービスとして同社のサービスを選べ、国内の利用者は欧米・アジア各国のクラウドサービスと一括したITインフラの管理が可能になる。
また、大量のサーバを用いた大規模システムの管理や自動運用、サービスのピークに応じたサーバの自動拡張・縮退(オートスケール)や、OSイメージやアプリケーション設定のテンプレート化によって、サーバ構築を省力化できる。
なお、4月からは「RightScale Platform」とクラウドサービスをパッケージとして提供するとともに、円建て決済や日本語のサポート、一定範囲内の利用なら定額となる料金体系を提供する。
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