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SCSK、Curlのモバイルアプリ開発環境「Caede」ベータ版を提供

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 SCSKは、Curl言語のみでモバイルアプリを開発できる「Caede(カエデ)」のベータ版Ver0.8.0の提供を、29日に開始した。

 Caedeは、Curl言語で開発されたソースコードからモバイルソースを生成するための統合開発環境。モバイルアプリケーション開発をCurl言語だけで行うことができるため、RIA分野で培ったCurl標準の基本構文やクラス定義、ライブラリ、GUIコンポーネントなどを利用できる。デバイスごとに対応したスタイルシートや、ソースコードも用意することなく、ワンソースで完結できることが利点だ。

 トランスレータは、Curlのソースコードからモバイル用のソースコードを自動で生成可能なため、ワンストップでアプリケーション開発から実機による動作検証までを実現できる。生成されたモバイルソースコードは、スマートフォンやタブレット端末上でハイブリッドアプリケーションとして動作する。

「Caede」の概念図
caption

 GPSやカメラ、加速度センサー、傾きセンサー、ローカルストレージ、音声など、モバイル特有の機能との連携も可能。デスクトップPCによるCurlアプリケーションと同様、ビジネスロジックから画面生成や遷移の設計、Webサーバとの対話も可能。

 さらに、JavaScriptやJavaとの連携もでき、より柔軟なアプリケーション構築を行える。また「Caede」だけでなく、Androidアプリ開発に必要なAndroid SDKなども含め、オールインワンでインストールできる。

 今後は、Curl言語の基本構文やGUIコンポーネント、ライブラリの拡充だけでなく、画面構築をノンコーディングでできるようなツールや、独自のシミュレータの開発を予定。ほかにも、iOS対応や、多言語インターフェースなど、さまざまな機能を追加していくとのこと。

【関連リンク】
SCSK株式会社
モバイル開発「Caede」

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