Mozilla Japanは、メールクライアント「Thunderbird」の最新版となる「Thunderbird 16」のWindows版、Mac版、Linux版を、11日に公開した。
「Thunderbird 16」は、Filelink機能で利用可能なオンラインストレージサービスに、新たにBox.comを追加している。さらに、Box.comが提供するオンラインドキュメントのコラボレーションサービスによって、メール経由のファイル共有手段を増やせる。なお、「Thunderbird」ユーザーなら、無料で25GBのストレージが使える。
Filelink機能は、添付したいファイルを選択し、Filelinkのサービスを選択してコンバートするだけで、オンラインサービスにファイルがアップロードされ、そのファイルへのリンクが自動的に挿入されるので、サイズの大きいファイルでもメールサーバの制限を気にすることなく、ファイルを添付できる。
ほかにも、「サイレントアップデート機能」を搭載しており、新バージョンが公開された場合にはバックグラウンドで更新を自動的にダウンロードして適用し、次回の「Thunderbird」起動時には、すぐに最新版を利用可能となっている。
バックグラウンドでの更新によって、すべてのプラットフォームで更新の進捗ダイアログを表示する必要がなくなるとともに、Windows版ではユーザーアクセス制御ダイアログを表示することなく、「Thunderbird」をアップデートできる。
なお、旧バージョンのうち「Thunderbird 3.1」のサポートは4月23日に終了しており、Mozilla Japanは最新版への速やかなアップグレードを求めている。
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