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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure Media Servicesリリースの告知

連載:ScottGu's Blog翻訳

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エンコード/配信

 Windows Azure Media Servicesでは、様々な異なるファイルフォーマットにメディアをエンコーディングするビルトインサポートを提供しています。Windows Azure Media Servicesでは、独自のメディアエンコーディングのソフトやインフラを用意したり設定する必要がありません。RESTコール(または.NETおよびJavaのSDK)を送るだけで、自動的にエンコーディングジョブをキックし、Windows Azure Media Servicesが処理およびスケール調整を行います。

 先月告知した通り、Media Serviceに対する予約容量エンコーディングサポートを追加し、並行して処理できるエンコーディング作業の数を調整できるようにしています。

 Windows Azure PortalのSCALEページを使用すれば、予約エンコーディング数を追加できるので、同時に複数のエンコード作業が可能になります(これによりエンコードジョブは高速かつ思った通りのパフォーマンスになります)。

 今回、新しい予約容量サポートをオンデマンドストリーミングにも追加し(オリジンサーバー容量を増加)、管理ポータルの同じSCALEページ上で提供しています。

 異なるビデオコンテンツを利用する数多くのユーザーを同時に処理するために、ビデオサービスに対するオリジン単位のストリーミング容量を増加させたことに加え、オンデマンドストリーミングでは「動的パッケージング」という素晴らしい新機能も追加しています。

 従来、コンテンツがエンコードされると、パッケージングして、複数の目的とするクライアント(iOS、XBox、PCなど)に対して保存する必要がありました。この従来のパッケージング処理だと、マルチビットレートMP4ファイルを、マルチビットレートHLSファイルセットもしくはマルチビットレートSmooth Streamingファイルへ変換します。これにより、ストレージ要求は3倍になり、多くの処理コストが追加され、遅延します。

 動的パッケージングだと、ユーザーは、1つのファイルフォーマットに保存して、自動的に複数の適用可能なプロトコルフォーマットにストリームできるようになります。このパッケージングと変換はリアルタイムにオリジンサーバー上で行われるので、大幅なストレージコストと時間の節約になります。

 現在のソースフォーマットは、マルチビットレートのMP4もしくはSmoothベースで、これらは動的にHLSまたはSmoothに変換されます。このアーキティクチャは着脱可能な性質なため、時間ベースのインデックスを使用した細分化されたMP-4セグメントのDASH Live Profileストリーミングも、ここ数カ月間には追加できるようになると思います。HLSのサポートおよびDASHの追加により、標準のストリーミングプロトコルに基づいたエコシステム対応モデルが可能になり、あらゆるタイプのデバイスに対応できるようになります。

利用

 Windows Azure Media Servicesは、すべての主要なデバイスやプラットフォームに対して、数多くのクライアントプレーヤーSDKを提供しており、すべてのデバイスに対する最適なフォーマットが用意されているというだけでなく、独自の製品やサービスに統合できる独自プレーヤーの構築も可能になります。

 Windows、iOS、XBoxなどの多くのプラットフォーム上で、素早くリッチなメディアアプリケーションを構築することで、ユーザーはメディア資産を利用できます。今回は、以下のプラットフォームに対して、SDKおよびプレーヤーのフレームワークを出荷します。

  • Windows 8
  • iOS
  • Xbox
  • Flashプレーヤー(Adobe OSMFを使用して構築)
  • Silverlight
  • Windows Phone
  • Android
  • 埋め込みデバイス(TVやIPTVに接続)

 プレーヤーの開発は、まずはDeveloper tools for Windows Azure Media Servicesを確認してください。SDKおよびプレーヤーのフレームワークには、サンプルが付いていて、そのままもしくは少しカスタマイズするだけで使用できます。

今すぐ開始

 本日のWindows Azure Media Servicesの製品出荷(GA)についてお知らせでき、非常にうれしいです。

 本リリースは、現在エンタープライズサービスレベル保証(SLA)されて、本番環境にあり、すべてのメディアプロジェクトで使用可能になっています。これにより、非常に簡単に費用対効果の高いメディアソリューションを構築できます。

 機能の詳細についてはWindows Azure Media Servicesページを、チュートリアル、ハウツー、ブログなどはWindows Azure Media Service Dev Centerを参照して、今すぐアプリケーションを構築してみてください。

 Hope this helps,

 Scott

 P.S. ブログに加え、現在Twitterを使って簡単な更新やリンク共有を行っています。twitter.com/scottguで、私をフォローしてください。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

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