The jQuery Foundationは、JavaScriptライブラリ「jQuery」のバージョン1.10.0と、バージョン2.0.1を、24日(現地時間)にリリースした。
今回の、バージョン1.10.0および2.0.1のリリースは、バージョン1.x系列とバージョン2.x系列との、機能や挙動の統一を目的としている。
今回のリリースでは、再び $(htmlString) タグの前に、スペースや改行を入れられるようになった。ただし、将来的にはHTMLパース機能の変更を予定しているため、開発チームは外部HTMLソースの処理には $.parseHTML() の使用を強く推奨している。
カスタムビルドは、.wrap() / .wrapAll() / .wrapInner() / .unwrap() メソッドで出力できる。jQuery 1.7から導入された、.on() イベントメソッドを使用している場合は、.bind() および .delegate() 形式での出力にも対応している。出力したカスタムビルドは、jQueryやGoogle、Microsoft CDNとの最大限の互換性を持つ。
なお、現在対応中の問題点として、ページがiframeを含んでいる場合に、ページの準備が完了する前にエレメントにフォーカスしたり、document.activeElement を読み込もうとしてエラーが発生する事例が存在する。
また、Cordovaのdevicereadyイベントがイベントターゲットをセットできないため、ターゲットをdocumentに指定することで、この問題への対応を進めている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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