SEデザインがまとめた「映像メディア利用実態調査」によると、インターネット映像コンテンツに対する期待は高まっているものの、映像を視聴するメディアとしては、テレビやDVDといった従来型メディアの回答率が高かった。
株式会社SEデザインは21日、「映像メディア利用実態調査」の結果を発表した。
同調査は、テレビやDVDなどの従来型のメディアとオンラインメディアの映像視聴に関する意識や実態を探り、インターネットの映像コンテンツの在り方や課題、主要映像ポータルサイトの期待度などをまとめたもの。
調査結果によると、映像を視聴するメディアとしては、テレビ(73.3%)、DVD(67.7%)、映画館(64.2%)、ビデオテープ(53.2%)と従来型メディアの回答率が高かった。一方、FTTHやADSLなどのブロードバンド回線による視聴は45.7%となった。
インターネットで最も視聴されている映像コンテンツはショートフィルムの35.9%。ニュースでは新聞社系のサイトが28.6%で、新聞社以外のサイトは21.2%。情報としてのニュースや、じっくり楽しむ映画や音楽などのコンテンツが視聴されている。
主要動画サイトに対する期待では、GyaO、Yahoo!動画がトップ。YouTubeがその2サイトに続く。YouTubeは若年層に支持され、男性20代では29.2%が「期待している」と回答。反面、女性60代では57.7%が「わからない」としている。
インターネット映像コンテンツについては「期待している」「とても期待している」を合わせ、半数弱の48.9%が期待しているとした。「期待していない」は3.3%にすぎなかった。
企業の映像コンテンツは、企業のCMが62.3%といちばん視聴されており、企業サイトのオープニングムービーが41.5%と続く。また、製品紹介やマニュアルなどの動画についても29.0%が視聴されており、プロモーション面から、企業サイトの映像コンテンツは視聴されているようだ。
今後、新たな登場あるいは改善が期待される映像の技術としては、どこでも視聴できるユビキタスな通信環境の整備が57.1%、映像を視聴できる小型ハードウェアの登場が37.5%となり、モバイルに対する期待が高まりつつあるのではないかとしている。
株式会社SEデザイン - 『映像メディア利用実態調査』を実施
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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