キャッツ株式会社は27日、SystemCのプログラミング入門書「SystemCプログラミング基礎講座」の発売開始を発表した。対象読者は、組み込み開発のソフトウェア開発者、ハードウェア開発者。
キャッツ株式会社は27日、SystemCのプログラミング入門書を23日から発売開始したと発表した。
- 「SystemCプログラミング基礎講座」
SystemC(システムシー)は、電子回路設計への使用を目的としたハードウェア記述言語の一種で、C++のクラスライブラリとして提供されている。SystemCで書かれたプログラムはC++コンパイラでコンパイルすることができ、生成されたオブジェクトはハードウェアのシミュレータとして動作する。
同社では、SystemCでハードウェア検証を行う「XModelink SystemC Debugger」の開発や、SystemC言語セミナー開催の実績を活かし、同書をまとめた。組み込み開発のソフトウェア開発者、ハードウェア開発者の両方を対象としている。
特長として、HDL(Hardware Design Language)開発におけるRTL(Registor Transfor Level)から段階別に抽象度をあげて学ぶ事ができるようになっており、すべて読み終えた後にはトップダウン設計が理解できるという構成になっている。
また言語習得では、実際に手を動かして体験しながら学ぶ事が大切であるとし、付録CD-ROMにVisual Studioのプラグインツール体験版「XModelink SystemC Debugger」と、Dフリップフロップや加算器回路などのサンプルも収録している。そのため、SystemCだけではなく、Verilog/VHDLプログラマ、エンタープライズ系エンジニアにもお薦めできる。
日経プレスリリース:「キャッツ、プログラミング入門書「SystemC プログラミング 基礎講座」を発売」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です