日立ソリューションズは、セキュアなAndroidアプリ開発に向けて23の標準セキュアコーディングルールを追加した、集中型Javaコード診断ツール「anyWarp CodeDirector V7.2」と、VMWare ESX 4.1以降の仮想環境に対応したWebシステム性能測定ツール「Assam WebBench V11.3」の提供を、10月22日に開始した。
「anyWarp CodeDirector」は、ドキュメントレビュー支援ツール「Review Coordinator」で設計時の効率・品質向上を、集中型Javaコードインスペクションツール「anyWarp CodeDirector」でプログラミング時の品質向上の支援を行う。
また、回帰テスト自動実行ツール「anyWarp Capture/Replay」および手動テスト支援ツール「anyWarp Capture/Replay Assist」で総合テストの効率・品質向上を、Webシステム性能測定ツール「Assam WebBench」で総合テスト時、運用開始後のシステムの性能監視を行って、設計から総合テストにわたり、テスト効率・品質向上を支援する。
最新版の「anyWarp CodeDirector V7.2」では標準セキュアコーディングルールを追加し、「プログラムに対する不適切な実行権限付与」「非推奨APIの使用」「マルチスレッドで共有されるオブジェクトに対する不正アクセス」「永続オブジェクトの不適切な直列化」の、4種類の問題を検知できるようにした。また、最新のEclipse 4.3上でのコード診断機能に対応している。
対応OSは、Windows 7 Professional(SP1)/Vista Business(SP2)/XP Professional、Windows Server 2008 R2 Standard Edition(SP2)/2008 R2 Enterprise Edition(SP2)/2008 Standard Edition(SP2)/2008 Enterprise Edition(SP2)/2003 Standard Edition/2003 Enterprise Edition、CentOS 6.1。
JavaはJava SE Development Kit 7/6、EclipseはEclipse IDE 4.3/4.2/3.7/3.6、WebブラウザはInternet Explorer 9.0/8.0/7.0に対応する。
10ユーザーライセンスの価格は1050000円~で、「anyWarp CodeDirector Androidオプション」は210000円。
「Assam WebBench」は、Webブラウザと同様の操作でテスト対象のWebシステムにアクセスするテストシナリオを作成して、Webシステムの性能測定を行える。
最新版の「Assam WebBench V11.3」では、仮想化環境を利用可能で、従来は専用クライアントPCを複数台用意する必要があった大規模な負荷テストの実施時を、1台のPCで仮想クライアント数を指定するだけで実行できる。
価格は、テスト対象のWebサイト、またはテスト実施者ごとのライセンス体系を採用しており、仮想クライアント数に依存しないため、コスト削減を可能にしている。
対応OSは、Windows 7(SP1)、Windows Server 2008 R2(SP1)。仮想化ハイパーバイザは、VMWare ESX 4.1以降に対応する。
価格は、「Assam WebBench Standard Edition」が1575000円、「Assam WebBench Enterprise Edition」が2625000円、「Assam WebBench Introscope連携オプション」が315000円、「Assam WebBench導入オプション」がオープン。
【関連リンク】
・日立ソリューションズ
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