米Adobeは、Scalable Vector Graphics(SVG)を扱うWebデザイナーやデベロッパー向けに、無償のオープンソースJavaScriptライブラリ「Snap.svg」を、23日(現地時間)、GitHubに公開した。
「Snap.svg」は、SVGコンテンツのアニメーションと操作のための強力で直感的なAPIで、マスキング、クリッピング、パターン、フルグラデーション、グループ化などの機能によってコンテンツをインタラクティブで魅力的にできる。「Adobe Edge」ツール&サービスを補完し、今日のモダンなWebブラウザに求められる強力な描画能力とパフォーマンスに優れたグラフィックス機能をサポートする。
Internet Explorer 6以降のWebブラウザ上でSVGを扱うためのデファクトスタンダード「Raphael」の作者である、アドビのディミトリ・ブラノフスキー(Dmitry Baranovskiy)氏が新たに作成しており、Apache 2ライセンスに基づいてリリースされる。なお、「Raphael」とは異なり、Internet Explorer 9以降、Safari、Chrome、Firefox、Operaを含む最新のWebブラウザに対応している。
クリーンでメンテナンスの容易なコード作成を促すため、「Edge Animate」「Adobe Flash Pro CC」「Adobe Illustrator CC」「Adobe Photoshop CC」をはじめとする、応答性に優れたグラフィックスや、強力な描画機能を必要とするツールに適したAPIサーフェスで、既存のSVGにも対応しており、以前に作成したコンテンツの再利用や、そのコンテンツへのインタラクティブ機能の追加もできる。
【関連リンク】
・アドビシステムズ
・「Snap.svg」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です