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TIS、クラウドオーケストレーションソフト「CloudConductor」α版をOSSとして公開

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 TISは、経済産業省が公募した、平成25年度の「産業技術実用化開発事業費補助金(ソフトウェア制御型クラウドシステム技術開発プロジェクト)」に採択されて開発した、クラウドオーケストレーションソフトウェア「CloudConductor」のα版を、オープンソースソフトウェア(OSS)として、25日に公開した。

 「CloudConductor」は、クラウド上に構築するシステムに対して、耐障害性向上や性能向上、災害対策といった信頼性や可用性、保守性に関わる非機能要求を自動的に配備・設定・管理(オーケストレーション)できるソフトウェア。OpenStack、Chef、Zabbix、RubyなどのOSS技術を要素技術として活用する。

 開発プロジェクトは、近年注目されている「SDx(Software-Defined Anything)」技術を活用し、ハイブリッドクラウドなどの多種多様なシステム稼働環境を統合的に管理するソフトウェアの技術開発を目指している。

 システム構成記述をテンプレートとして抽象化が可能なので、特定のクラウドに依存する記述を最小限にでき、一度構築したシステムと同じ構成の、異なるクラウド上への容易な再現を可能にし、スムーズなシステム移行や、災害時のシステム再構築を実現する。

 仮想化による容易なサーバのスクラップ&ビルドや、設計・構築・運用の柔軟性とアジリティを、エンタープライズシステム全体に拡大し、柔軟で俊敏なシステムの設計・構築・運用を実現している。

 システム構成を記述するテンプレートには、スケールアップ、スケールアウト、ハイ・アベイラビリティ(HA)構成などを組み込めるので、自動的にそれらの指示に従ってシステムを構成でき、システムインテグレータや情報システム部門が暗黙知で保有していた特定のSLA(Service Level Agreement)を実現するためのシステム構成に関するノウハウを、形式知に変えられる。


【関連リンク】
TIS
「CloudConductor」

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https://codezine.jp/article/detail/7711 2014/03/26 17:49

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