IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターおよび一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、S2Strutsに関する新たな脆弱性をJVN(Japan Vulnerability Notes)において15日に公表した。
公表されたのは「『S2Struts』においてClassLoaderが操作可能な脆弱性」。S2Strutsは、特定非営利活動法人Seasarファウンデーションが提供するJavaでWebアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワーク。ClassLoaderが操作可能な脆弱性の影響を受けるApache Strutsを使用しているため、S2Strutsも同脆弱性の影響を受ける。この脆弱性を突かれると、S2Strutsが動作しているサーバ上で、遠隔の第三者によって情報を取得されたり、任意のコードを実行されたりするなどの可能性がある。
脆弱性を含むのは、バージョン1.2.12以前およびバージョン1.3.1以前。IPAならびにJPCERT/CCでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう促している。
【関連リンク】
・JVN「『S2Struts』においてClassLoaderが操作可能な脆弱性」
・IPA 技術本部 セキュリティセンター
・一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター
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