米Basho Technologiesは8月7日、分散オブジェクトストレージソフトウェア「Riak CS 1.5」および「Riak CS 1.5 Enterprise」をリリースした。
Riak CS (Cloud Storage)は、分散データベースの「Riak」上に構築されたオープンソースソフトウェア。パブリック/プライベートクラウドを支え、アプリケーションやサービス向けの信頼性の高いストレージとして利用されている。
今回のバージョンでの新機能は以下のとおり。
「Amazon S3互換性の拡張」: multi-object delete(一つのコールで複数のオブジェクトを削除すること)、Put object Copy(指定したオブジェクトを任意のバケットにコピーすること)、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)とのより柔軟なインテグレーションを可能にするキャッシュコントロールヘッダなどの新機能が含まれる。
「ガベージコレクションプロセスのパフォーマンス向上」: 特にオブジェクトのアップデートとデリートのレートが高い顧客向けの機能で、ガベージコレクションのためのフラグを持ったオブジェクトをより迅速に消去する。
「管理機能の簡素化」: クラスター管理、監視やトラブルシューティングなどのアクティビティのタスクを容易にする。
「マルチクラスターサポート」: テクノロジープレビューとして公開、単一のRiak CSネームスペース配下に複数のRiakクラスターの存在を可能にすることで、シングルクラスタの最大容量を拡張。
対応OSは、Debian、Ubuntu、FreeBSD、OS X、Red Hat Enterprise Linux、Fedora、SmartOSおよびSolaris。
【関連リンク】
・Bashoジャパン
・「Riak CS」
・最新の技術ドキュメントおよびRiak CSのダウンロード
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