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合格して顧客にアピール! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトレベルの勉強法

AWS認定試験に合格した勉強法を公開します! ~まずは試験の概要を知る

合格して顧客にアピール! AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトレベルの勉強法 第1回

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サンプル問題を解いてみよう

 AWS認定プログラムの各試験ではレベルごとにサンプル問題が公開されています。前述の通りAWS認定プログラムアグリーメントでは試験の内容は秘密保持義務があるため、実際の試験がどのようなものであるかは実質サンプル問題から知る以外にありません。貴重な試験情報となるため、事前に確認しておきましょう。

 サンプル問題は公式サイトの下記イメージの場所からPDFでダウンロードできます。

サンプル問題のダウンロード方法
サンプル問題のダウンロード方法

 それでは、AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験のサンプル問題をいくつか確認しながら、試験の雰囲気を掴んでいきましょう。 

 サンプル問題の1問目は、Amazon Glacierがどのような用途を目的として設計されているかについて、次の5個の選択肢から2個の回答を選ぶ形式の問題です。

A.アクティブなデータベースストレージ
B.めったにアクセスされないデータ
C.データアーカイブ
D.頻繁にアクセスされるデータ
E.セッションデータのキャッシュ

 わからなければ、Amazon Glacierのサービス公式ページを確認し、該当する部分を探してみましょう。

Amazon Glacier は、ストレージのセキュリティと耐久性を特徴としており、データのアーカイブやバックアップに適しています。コストを低く抑えるために、Amazon Glacierは、アクセス頻度の低いデータや、取り出しに数時間かかっても問題ないデータに合わせて最適化されています。

 正解は、「B.めったにアクセスされないデータ」「C.データアーカイブ」が正解となります。

 サンプル問題の2問目は、ヘルスチェック失敗時のElastic Load Balancingの動作について、次の4個の選択肢から1個の回答を選ぶ形式の問題です。

A.EC2インスタンスはELBによって自動的に置き換えられる
B.EC2インスタンスはELBによって自動で終了される
C.ELBはヘルスチェックに失敗したEC2インスタンスへのトラフィック送信を止める
D.EC2インスタンスは根本原因分析のためにELBによって隔離される

 本問題の参考となりそうな記述は、Elastic Load Balancingのサービス公式ページの「ユースケース」の箇所に書いてあります。

不具合のあるAmazon EC2インスタンスが検出されると、これらのAmazon EC2インスタンスに対して、トラフィックのルート割りは行われなくなります

 よって答えは「C.ELBはヘルスチェックに失敗したEC2インスタンスへのトラフィック送信を止める」となります。

はじめにサンプル問題を解くことの重要性

 本稿では上記の2問のみのご紹介となりますが、同じように全ての問題を解いてみてください。大体どのようなレベルのことが問われるのか、出題方式がどのようなものであるかを掴めると思います。また受験前のAWSに対する理解度を知ることもできます。

 またサンプル問題はソリューションアーキテクト試験以外の区分(デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター)でもそれぞれ異なるものが公開されています。試験範囲が重なる部分もあるため、それらの区分のサンプル問題も解いてみることもオススメします。

おわりに

 AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトレベル試験でどのようなことが求められるかがおわかりいただけたでしょうか。

 次回は実際にAWS上でサンプルの環境構築を実践し、主要サービスがそれぞれどのように連携し合っているのかを実際に確認することで理解を深めていく学習方法をご紹介します。

参考資料

本稿でご紹介したAWS認定プログラム関連のリンクです。

また、各認定試験の準備コースとしてのクラスルームトレーニングが提供されています。

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この記事の著者

fidn(フィドン)

地方の中小SIerに勤めるSE/デベロッパー。業務システムの運用管理やVB.NETなどの開発に約5年間携わり、現在はiOSアプリ開発やAWSを利用したサービスの開発に従事。ブログではIT系資格取得体験記やAWS使用メモなど、興味のあることを中心に役立つであろう情報を配信中。 Webサイト:Lancork | iPhone壁紙・デスクトップ壁紙と役立つ情報をほそぼそと。 ブログ:Lancork Blog Twitter:@lancork Facebook

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https://codezine.jp/article/detail/8048 2014/10/15 14:00

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