IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターおよび一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月12日、「Embarcadero Delphi」「C++Builder」の脆弱性をJVN(Japan Vulnerability Notes)で発表した。
公表されたのは「Embarcadero DelphiとC++BuilderのVCLにバッファオーバーフローの脆弱性」で、Embarcadero DelphiとC++Builderに含まれているVCLのBMPファイルの処理には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在するという。本脆弱性を含むVCLを使用して作成されたアプリも影響を受ける可能性がある。
この脆弱性を突かれると、細工されたBMPファイルを処理することで、任意のコードを実行される可能性がある。
脆弱性を含むバージョンは、以下のとおり。
- Embarcadero Delphi XE6 Version 20.0.15596.9843
- Embarcadero C++Builder XE6 Version 20.0.15596.9843
VCLを含むその他の製品バージョンも影響を受ける可能性がある。IPAならびにJPCERT/CCでは、開発者が提供する情報をもとに各製品をアップデートし、アプリを再構築するよう促している。
【関連リンク】
・「Embarcadero DelphiとC++BuilderのVCLにバッファオーバーフローの脆弱性」
・IPA技術本部セキュリティセンター
・一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター
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