米Chef Softwareは、「Chef Server」とともにサーバ構築自動化ツールを構成する「Chef Client」の最新版、「Chef Client 12.0.0」を12月5日(現地時間)にリリースした。
「Chef Client 12.0.0」は、数多くの変更が行われており、最新の「Chef Server 12」に対応している。また、前バージョン「Chef Client 11」との後方互換性が保たれているので、「Chef Client 11」で作成した既存のcookbookを、chef_max_versionによって変換して流用できる。
おもな変更点は、AIX 7.1/6.1の正式サポートや、Windows版における「Ruby 2.0.0」などの採用によるパフォーマンスの向上、Windowsイベントログへの対応、SSLの標準搭載、部分一致によるcookbookの検索、使用するLinuxディストリビューションに応じた環境構築を可能にするProviderResolverコマンドなど。
なお、Mac OS X版ではバージョン10.6/10.7のサポートを終了する一方、新たに最新のMac OS X 10.10をサポートしており、従来はmacportsのものを使用していたパッケージマネージャーを、コミュニティからのコントリビューションによる独自バージョンに変更した。
このほか、ユーザビリティの向上など、数多くの機能向上や変更が行われている。
【関連リンク】
・Chef Software(英語)
・「Chef」(英語)
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