The Apache Software Foundationは、「Hadoop」プロジェクトの一環であり、HDFS(Hadoop Distributed File System)上で動作するオープンソースの分散データベース「HBase v1.0」を、2月24日(現地時間)にリリースした。
HBaseは「Hadoop Database」を略したもので、ビッグデータへのランダムかつリアルタイムな読み書きを可能にする。アップルやFacebookをはじめ、FINRA、Flipboard、Flurry、Pinterest、RocketFuel、Salesforce、Xiaomi、Yahoo!など、さまざまな企業や組織で採用されている。また、HBase上で動作するSQLレイヤのApache Phoenixや、HBaseを使用する時系列データベースOpenTSDBといった、エコシステムを内包する。
「HBase v1.0」の開発には、7年間の歳月を費やしており、以前のメジャーリリースに対して1500を超える変更や機能向上が行われた。
おもな新機能としては、安定性を維持したパフォーマンス向上、厳選されたクライアントサイドAPIの追加、リージョンレプリカを含むタイムラインによる可読性の向上、サーバ設定のリロードによる再起動なしでの設定変更、ユーザビリティの向上、ドキュメントの充実などが挙げられる。
【関連リンク】
・The Apache Software Foundation(英語)
・「HBase」(英語)
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