米Unity Technologiesは、最新のゲームエンジン「Unity 5」を3月3日(現地時間)に、サンフランシスコで開催中の「Game Developers Conference 2015(GDC 2015)」で発表した。Unity 5は既にダウンロード可能。
「Unity 5」は、グラフィック性能をさらに高め、より複雑で精細なレンダリングを可能にしている。また、64ビットに対応し、マルチトラックオーディオミキサーなどのオーディオデザインツールを統合した高機能エディタを搭載する。
WebGL対応やIL2CPPによるマルチプラットフォーム対応も進めており、主要なコンソールをはじめとした21のプラットフォームをサポートしている。
なお、「Unity 5」の公開にあわせて、Unityのビルドを自動化できる「Cloud Build」を、従来の「Unity Pro」ユーザーだけでなく、無料版ユーザーも利用可能にする。
「Unity 5」のラインアップは、「Unity 5 Professional Edition」と「Unity 5 Personal Edition」の2種類。
「Unity 5 Professional Edition」は、チームライセンスに対応し、「Unity Cloud Build Pro」の12か月間のサブスクリプション、「Unity Analytics Pro」のベータ版、「Game Performance Reporting」のプレビュー版が含まれる。また、無料のアセットが毎月提供され、各種プレビュー版やベータ版も利用できる。
価格は、「Unity 4 Pro」と同額の月額75米ドルのサブスクリプション、または1500米ドルの永続ライセンスを選択可能で、制作したコンテンツの収益額や配布に対する制限はない。
「Unity 5 Personal Edition」は無料版で、Unity Pro相当の機能を利用することが可能。収益額または制作資本が10万米ドル未満のコンテンツを制作できる。
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