SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

「AWS Summit Tokyo 2015」イベントレポート

IoTアーキテクチャ構築における4つの課題と、AWSサービス群の使いどころ

求められる時間サイクルによるサービスの使い分け

 クラーリ氏・川本氏のリレーセッション終了後に「Tech Deep Dive by Amazon」トラックの1セッションとして発表された「AWSクラウドを活用したIoT/M2Mソリューション」では、アマゾン データ サービス ジャパン パートナーソリューションアーキテクト 榎並利晃氏によるアーキテクチャ・技術側を深堀りした解説を聞くことができました。

 榎並氏はAWSがIoT/M2Mのシステムにフィットする理由として、「安く始めたい、スケールしても大丈夫な構成にしておきたいという部分が、AWSの柔軟性とマッチしたことが大きい」とコメント。「グローバルにリージョンが存在しており、スケールするIoT/M2Mシステムに対応が可能である」ことや、「40を超えるサービスで、実現したいことを"ビルディングブロック"のように組み立てることもできる」こともメリットして挙げました。

IoT/M2Mシステムの構成とデバイスの重要性

 IoT/M2Mシステムを構築する上で、榎並氏は構成を以下のように分類できるとコメント。「デバイスコミュニケーション」「イベント、データ処理」「アプリケーションレイヤー」「システム管理」の4つに大別しました。

 中でも「デバイスコミュニケーション」の部分については「IoT/M2Mゲートウェイの重要性が非常に高まっている」と、より強調して解説を行いました。センサーを含めたインターフェースプロトコルの高度化に伴い価値が上昇し、またセンサーデバイスを直接AWSとつなげることなくゲートウェイを介して接続することが多く、ゲートウェイがデータ集約やフィルタ、データ転送、コマンド転送などを行う役目を担うことになっている、というのがその理由です。

AWSにおけるビッグデータソリューションの整理

 局面ごとに適したAWSサービスの詳細な解説の後、榎並氏は以下の構成図を用いてセッションのまとめを行いました。

 データの粒度に応じてサービスを選択するという点については前述の川本氏の解説パートでも触れていましたが、榎並氏はさらに「求められる時間サイクルによってもサービスを選択する必要がある」と着目すべきポイントを言及しました。秒単位・分単位といった非常に短いサイクルであればリアルタイム性を求めるサービスが必要となり、それらを実現するためにはAmazon KinesisやAWS Lambda、Amazon EMR上でのSparkなどが適したものです。そのような流れで、時間単位/日月単位であれば……という切り口で利用により適したサービスを見極めることが可能です。

 榎並氏は最後に「分析のフェーズ、要件に応じてバッチやリアルタイムおよびアドホックなクエリが実行できるようなアーキテクチャを選ぶ必要があります。IoT/M2Mシステムを構築する上で『データ処理』は重要な位置を占めるので、データ特性とクエリ特性を考慮した設計を行いましょう」とコメントし、セッションを締めました。

この記事は参考になりましたか?

連載通知を行うには会員登録(無料)が必要です。
既に会員の方はを行ってください。
「AWS Summit Tokyo 2015」イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

しんや(シンヤ)

2010年末~2013年前半位までの期間で興味のある勉強会に頻繁に参加。参加してきた勉強会のレポートブログとTogetterをひたすらまとめ続け、まとめ職人(自称/他称含む)として暫く過ごしておりました。色々な縁あってDevelopers Summit 2013では『公募レポーター』も務めました。2013年05月『出張ブロガー』を経て2013年08月にクラスメソッド株式会社へ転職。現在は業務(AWS及びその周辺技術を扱う)の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/8780 2015/06/26 15:50

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー