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CoreOS、アプリコンテナビルド環境「rkt v0.7.0」をリリース、新たなサブコマンドも追加

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 米Core OSは、アプリコンテナをビルドできる「rkt v0.7.0」を、7月15日(現地時間)にリリースした。今回のリリースには、コンテナイメージをローカルストアから操作可能なサブコマンドが含まれる。

 「rkt v0.7.0」は、autotoolsをベースにSELinuxを統合したもので、最新機能に対応するとともに、よりセキュアなアプリコンテナをビルドできる。

 rktは、App Container(appc)規格に準拠しており、将来のOpen Container Project(OCP)規格への対応も考慮されている。一方で、OCPは現状では開発の初期段階であり、CoreOSは引き続きrktを開発していく。

 新たに追加されたサブコマンドは、ローカルストアからACI(App Container Image)をエキスポートするrkt image export、ACIをディスク上に展開するrkt image extract、ステージ2で動作するイメージのレンダリングが可能なrkt image renderで、いずれも既存のサブコマンドとは別の場所に収められている。

 従来バージョンのrktは、シェルスクリプトとアドホックなMakefileを組み合わせたものだったが、autotoolsベースへの変更によって、より多彩で、さまざまな環境に対応するコンテナをビルドできるようになった。「rkt v0.7.0」では、各種のオプションが利用可能で、クロスコンパイラやKVMステージ1に対応したコンテナを簡単に作れる。

 さらに、SELinux SVirtによって隔離されたセキュアな環境でコンテナを動作させる機能が追加されたため、他のインスタンスからプロセスやファイルへの影響を受けずにコンテナを実行できる。


【関連リンク】
CoreOS(英語)
「rkt v0.7.0」(英語、GitHub)

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