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米MS、「TypeScript 1.5」をリリース、ES6へのサポート向上やデコレータの利用も可に

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 米Microsoftは、オープンソースのプログラミング言語「TypeScript 1.5」を、7月20日(現地時間)にリリースした。「TypeScript 1.5」は新たに公開されたVisual Studio 2015に収録されるほか、従来のVisual Studio 2013ユーザー向けに、単体でもダウンロードできる。

 「TypeScript 1.5」は、ECMAScript 6(ES6)へのサポートをさらに向上し、modules、destructuring、spread、for~of、symbols、computed properties、let/const、tagged string templatesに対応した。今回のサポート追加によって、TypeScriptの最終的な目標である、ES6のスーパーセットにまた一歩近づいたといえる。

 新機能のうち、モジュール機能はES6の文法が利用可能で、パブリックAPI間でのモジュールのインポート/エキスポートに対応する。さらに、パブリックAPIからの選択的なインポートもできる。また、ES6以前のモジュール機能では内部/外部モジュールがあり、わかりにくい部分が多かったが、「TypeScript 1.5」ではよりシンプルに、わかりやすくしている。

 このほか、ES7の機能であり、AngularやEmber、Aureliaとのコラボレーションで開発を行っているデコレータをサポートする。デコレータはクラスやメンバにメタデータを割り当てる機能で、まだ策定中の機能だがすでに十分な実用性を備える。ただし、デコレータを使用したプロジェクトをコンパイルする場合は、--experimentalDecoratorsフラグを付ける必要がある。


【関連リンク】
日本マイクロソフト
TypeScript(英語)

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https://codezine.jp/article/detail/8853 2015/07/21 13:35

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