Linuxベースのコネクテッドカー向けオープンプラットフォームを開発しているAutomotive Grade Linux(AGL)プロジェクトは、車載インフォテインメント(IVI)プラットフォーム「AGL Unified Code Base(UCB) 2.0」を、7月12日(現地時間)に公開した。
Automotive Grade Linuxプロジェクトから、車載インフォテインメントプラットフォーム「AGL Unified Code Base 2.0」がリリース
「AGL Unified Code Base 2.0」は、ツール、メタデータ、ドキュメンテーションを完備した組み込みLinux開発環境であるYocto Projectをベースにしている。
おもな機能としては、後席ディスプレイとビデオ再生、オーディオルーティングとミキシング、アプリケーションフレームワーク、ConnManによるネットワーク管理、バス車両メッセージング、新しいビルド環境、新しいテスト基盤、新たなハードウェアサポートを備える。
Automotive Grade Linuxプロジェクトには70社以上が加入しており、参加企業のうちトヨタ自動車、アイシン・エィ・ダブリュ、デンソー、富士通テン、HARMAN、パナソニック、パイオニア、ルネサスエレクトロニクスなどは、すでにAGL Unified Code Baseを使用した車載情報機器やコネクテッドカーの提供を計画している。
なお、Automotive Grade Linuxでは当初、車載情報機器(In-Vehicle-Infotainment:IVI)を対象にしていたが、今後は計器盤、ヘッドアップディスプレイ、テレマティクス、自動運転などをサポートしていく。
【関連リンク】
・Automotive Grade Linux(英語)
・「AGL Unified Code Base」(英語)
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