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「Ruby 2.4.0」がリリース、オープンアドレス法による高速化など多彩な新機能を搭載

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 Ruby開発チームは、プログラミング言語Rubyの最新安定版となる「Ruby 2.4.0」を、12月25日にリリースした。

 「Ruby 2.4.0」では、これまで双方向連結リストとチェイン法を用いていたハッシュテーブルの内部実装において、挿入順の配列にオープンアドレス法を採用し、高速化を実現した。

 その他の新機能としては、irbでbinding.pryと同様の対話型実行環境の起動を可能にするbinding.irbの追加や、FixnumとBignumの従来は抽象クラスだったIntegerクラスへの統合、Unicodeの仕様にのっとった大文字・小文字の変換が取り入れられている。

 さらに、言語レベルの修正をともなう性能改善として、一定条件下では[x, y].maxおよび[x, y].minが一時的な配列を生成しないよう変更されたほか、バックリファレンスの生成や$~の変更なしで、極力オブジェクト生成を減らすRegexp#match?が追加された。

 デバッグ機能では、あるスレッドが例外で終了した際に標準エラー出力にその旨を出力する機能や、スレッドのバックトレースや依存関係などを出力する機能を新たに搭載している。

 このほか、バージョン2.3系列からの特筆すべき変更としては、OpenSSL 1.1.0のサポート(OpenSSL 0.9.7以前のサポート終了)、stdlibからのext/tkおよびXMLRPCの削除が行われた。


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Ruby

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https://codezine.jp/article/detail/9911 2016/12/26 14:15

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