Laboratikは、自然言語処理によってチャットでのやり取りを解析し、チーム内のコミュニケーション頻度や感情コンディションを可視化するSlackボット「A;(エー)」のクローズドβ版での無料提供を、2月1日に日本語と英語で開始した。
「A;」は、Slackと接続するだけで、自然言語処理を介してチャット上でのやり取りを解析し、強い組織を作るためのインサイトを提供する。
チャットコミュニケーションの量や相手の定量化によるメンバー間の関与や熱意の度合いの可視化や、チームやメンバーのコミュニケーションデータ解析による感情コンディションの可視化が可能なほか、「#a」タグを付けたチャットコメントを「デイリーレポート」として自動収集し、業務中の気づきや進捗をストックして、日報のように使える機能も備えている。
Laboratikは、複数の言語解析技術の組み合わせによって、チャット上のやり取りの文脈や感情の強弱を分析する、独自の解析エンジン「GRATT」を開発中であり、今後は機械学習を中心とするAI活用の強化によって大量のデータ処理を可能にしつつ、将来予測を通じた仕事に関連した意思決定の迅速化をサポートしていく。
さらに、これらの開発を進めつつ、組織マネジメント分野にテクノロジー活用を融合し、精確かつ迅速な意思決定を支援するシステムを作り、集積したデータを元に勘に依存しない組織マネジメントのための包括的なプラットフォームを構築する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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