HashiCorpは、8月27日、「Terraform provider for Google Cloud」の最新版「v7.0」を一般提供開始したことを発表した。
本バージョンでは、セキュリティを強化する新機能が複数追加された。その一つがEphemeral resources(エフェメラルリソース)で、Terraformステートに機密情報を保存せずアクセストークンなどの有効期間の短い認証トークンなどを扱えるようになった(例:google_service_account_access_token)。
また、書き込み専用(write-only)属性も拡張されており、ステートにパスワードやAPIキーといった機密性の高い情報をファイルに書き込まずに扱える安全な方法が提供されている。
さらに、プロバイダの検証ロジックを強化し「fail-fast」動作が向上。これにより、terraform planの実行中にフィードバックを受け取ることができ、構成エラーの早期検知が可能となった。
バージョン更新にあたっては、Terraform設定の更新が必要になる場合があるため、移行ガイドを参照のこと。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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