LINEは、同社が開催する「LINE」のMessaging APIを活用したchatbot開発促進のための「LINE BOT AWARDS」において、3月18日に最終候補24作品のプレゼンテーション・審査を行う「FINAL STAGE」を実施し、「&HAND(アンドハンド)」をグランプリに選出した。
グランプリに選ばれた「&HAND」は、身体的・精神的な不安や困難を抱えた人が、手助けが必要な状況でLINE Beaconをオンにすると、周囲のサポーター(手助けをしたい人)にchatbotを介してメッセージが届き、具体的な手助けをサポートする。
手助けを希望する人とサポーターが個別にコミュニケーションを行い、必要な手助け内容の相談も可能で、今後はサポートに必要な情報をタイムラインに定期配信して、サポーター育成支援や訪日外国人に対するサポートも検討している。
「&HAND」にはグランプリの賞金として、1000万円が贈呈された。
部門賞の1つである「マイクロソフト賞」に選ばれたのは、ナビタイムジャパンが運営する「NAVITIME」における、自然言語処理技術を利用した乗り換え案内や、時刻表・運行情報といった最新情報の提供。
同じく部門賞である「学生部門賞」に選ばれたのは、チームALによる「mitchy」。botを介してクラスメートと匿名のグループトークができるほか、授業後のログによる復習機能も備える。なお、教師のWebコンソールからは投稿者の名前を確認可能なので、荒らし行為を防げるとともに、どの生徒が活発に発言しているか、生徒が授業のどこでつまずいたかを確認できる。
なお、「マイクロソフト賞」「学生部門賞」の両チームには、賞金100万円が贈られた。
【関連リンク】
・LINE
・「LINE BOT AWARDS」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です