ブロックチェーンでアプリケーション開発をしてみたいと思っていたエンジニアの方に朗報です。翔泳社から8月3日に『はじめてのブロックチェーン・アプリケーション』を刊行しました。ブロックチェーンの一つ、Ethereumでのアプリケーション(スマートコントラクト)開発をイチから学ぶことができます。
『はじめてのブロックチェーン・アプリケーション Ethereumによるスマートコントラクト開発入門』では、ブロックチェーンの技術を勉強したくても情報が少なかったり過去に挫折してしまったり、壁を感じている方に向けた入門書です。
本書ではブロックチェーンそのものの解説や歴史については最低限の説明に留め、ブロックチェーンの一つであるEthereumで新しいアプリケーション(スマートコントラクトと呼ばれます)を作りたいエンジニアの方のために、実践に即した開発手法を紹介します。
開発言語は利用者の多いSolidityを採用していますが、多少のプログラミング知識があれば取り組むのに支障はありません。
Ethereumを導入して基本的な事柄を学び終わったら、すぐに仮想通貨を作ってみましょう。そのあと、契約書など証明書に利用できる存在証明コントラクトや、ゲームのガチャなどに応用できる乱数生成コントラクトを作ってみます。
本書は、とにかく今からブロックチェーンに関するスキルを身につけたい方を応援します。
目次
Part-1:解説編
Chapter-1 ブロックチェーンの基礎
1-1 ブロックチェーンとは
1-2 ブロックチェーンの価値
1-3 ブロックチェーンでアプリケーション開発
Chapter-2 Ethereumの導入
2-1 Ethereumの概要
2-2 Gethのインストール
2-3 テストネットワークでGethを起動する
2-4 テストネットワークでEtherを送金する
Chapter-3 スマートコントラクト入門
3-1 スマートコントラクトの概要
3-2 コンソールでコントラクト
3-3 コントラクトの開発環境
3-4 Browser-Solidityのインストール
3-5 コントラクトの開発
Part-2:実践編
Chapter-4 仮想通貨コントラクト
4-1 基本的な仮想通貨の作成
4-2 追加機能その1 「ブラックリスト」
4-3 追加機能その2 「キャッシュバック」
4-4 追加機能その3「会員管理」
4-5 トークンのクラウドセール
4-6 トークンとETHのエスクロー
Chapter-5 存在証明コントラクト
5-1 存在証明について
5-2 文字列格納コントラクト
5-3 コントラクト作成時のTIPS
5-4 本人確認サービス
Chapter-6 乱数生成コントラクト
6-1 乱数生成コントラクトの必要性
6-2 乱数生成コントラクトの作成
6-3 予測困難性を確保する
6-4 乱数としての一様性を確保する
6-5 外部情報を参照する方法
Appendix 付録
A-1 Geth の導入(Ubuntu/Mac/Windows)
A-2 ライブネットワークに接続
A-3 API リファレンス
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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