米GoogleのAndroid開発チームは、「Android Testing Support Library 1.0」を7月25日(現地時間)に公開した。
「Android Testing Support Library 1.0」は、さまざまな新機能を追加するとともに、パフォーマンスや安定性の向上、バグフィックスを行ったテスト用APIの最新メジャーアップデート。
UIテストツールであるEspressoは、「Espresso 3.0.0」にバージョンアップし、アプリのデフォルトプロセス外でのテストを計測できるマルチプロセスEspresso、コード内からアイドル状態のリソースを簡単に登録可能にするIdlingRegistry API、スレッド同期のためのアイドリングリソースの追加などが行われている。
このほか、AndroidJUnit4で利用できる他のテスト方法を提供するProviderTestRule、権限要求時のダイアログ表示をスキップすることで、アプリによるランタイム権限取得をシミュレートする際のエラーを回避可能なGrantPermissionRule、デバイス上で複数のテストを分離できるAndroid Test Orchestrator、JUnitParamsへの対応など多数の機能を追加したAndroidJUnitRunnerなど、さまざまな機能が追加された。
なお、GitHub上にあったテストに関連するドキュメントは、Android開発者向けWebサイトに移動したため、テスト関連のドキュメントを1か所でまとめて閲覧できるようになっている。
【関連リンク】
・Android開発者向けサイト
・「Android Testing Support Library」(英語)
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