グレープシティは、Excel方眼紙問題について各専門家が意見をぶつけ合うイベント「Excel方眼紙公開討論会」を、9月30日にKFC Hall & Rooms(東京都墨田区)で開催する。参加費は無料で事前登録が必要。定員は120名。
「Excel方眼紙」は、表計算ソフトであるExcelにおいて、セルが小さな正方形状になるよう行と列の大きさを調整し、方眼紙のような見た目にする手法。罫線を多用して緻密にレイアウトされる、日本の帳票を再現するのに便利な手法だが、レイアウト修正の難しさやデータとしての再現性の低さから、批判も少なからず存在する。
グレープシティは、2014年に「Excel 方眼紙が自社開発アプリに生まれ変わる!?」と銘打って、データベースアプリケーションの画面構築部分にExcel方眼紙の概念を取り入れた「Forguncy(フォーガンシー)」を発売しており、「Excel方眼紙」問題に強い関心を持つとともに、同問題について直接顔を合わせて議論する場を提供したいとの考えから、「Excel方眼紙公開討論会」を企画した。
「Excel方眼紙公開討論会」では、「Excel方眼紙」問題にくわしい、または強い関心を持っている4名を招き、講演とパネルディスカッションを行う。
講演には、「Excel方眼紙」廃止活動を行っている立命館大学教授の上原哲太郎氏と、「Excel方眼紙」が本当にダメで使えない手法なのか疑問を持っているプログラマの長岡慶一氏が登壇する。
パネルディスカッションには、上原氏、長岡氏に加えて、Excelのエキスパートである田中亨氏、「Excel方眼紙」と戦うためにExcelアドイン「RelaxTools Addin」を開発、提供している渡辺恭浩氏が登壇。パネルディスカッションの最後には、参加者からの質問も受け付ける。
開催日時は9月30日14時~17時(13時30分受付開始)で、会場はKFC Hall & Rooms・11階のRooms 111。
なお、CodeZineでは本日、矢後比呂加さんによるForguncyのレビュー記事「業務アプリ開発者が見る、ExcelからWebアプリを作成する「Forguncy」の可能性」を公開した。こちらも併せてご覧いただきたい。
【関連リンク】
・グレープシティ
・「Excel方眼紙公開討論会」
・「Forguncy」
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