「.NET Micro Framework」は、組み込み機器向けのフレームワークだ。
Microsoftが13日に発表した「.NET Micro Framework SDK 2.0」は、組み込み機器向けフレームワークだ。
今や、パソコンやモバイル端末のみならず、様々なところでソフトウェアは活躍している。その中には、「産業用センサー」「小売り用途レジ」「ヘルスケアモニター」など、電子機器にあらかじめ動作内容を組み込んでしまうソフトウェアも多く存在する。今回、Microsoftがリリースした「.NET Micro Framework SDK」はそういった組み込み機器向けのフレームワークになっている。
同SDKは、Visual Studio 2005のStandard Edition以上で動作し、C#を使って開発することができる。開発者は強力なデバッグ環境を手に入れることが可能になるうえに、C#を学習してきた者にとっては少ない抵抗でプログラミング技術を習得できる。
.NET Micro Framework SDKは、同社Webサイトから無償でダウンロードすることができる。また、専用のページも用意されているので、そちらも参考にしてほしい。
Microsoftでは、昨年末にロボット用開発キット「Microsoft Robotics Studio」を発表したり、Xbox 360用ゲームが開発できる「XNA Game Studio Express 1.0」を発表したりと、さまざまな分野における開発環境を提供し始めている。
プレスリリース:Microsoft .NET Micro Framework Is Now Available: New platform allows developers to build embedded applications for smaller devices using .NET and Microsoft Visual Studio tools.
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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