米Amazon Web Servicesは、グラフデータベースサービス「Amazon Neptune」のプレビュー提供を、11月29日(現地時間)に開始した。
グラフデータベースは、ノード、エッジ、プロパティで構成され、関係性の表現に優れており、ソーシャルメディアネットワーク、レコメンデーションエンジン、運転指示、物流、詐欺の検出、ゲノムシーケンシングなどに用いられる。
Amazon Neptuneは、数十億のリレーションを保存し、ミリ秒でグラフの照会が可能な、専用設計のグラフデータベースエンジンを備えており、ユーザーがフルマネージドなのでメンテナンスやパッチ適用、バックアップ、リストアなどを行う必要はない。
高速フェールオーバー、ポイントインタイムリカバリ、マルチアベイラビリティゾーン配置のサポートによって可用性が高く、最大15個のリードレプリカをサポートしているので、クエリスループットを1秒あたり100万件に拡張できる。また、Amazon VPC(Virtual Private Cloud)にも対応している。
グラフの記述やクエリは、Apache TinkerPop3スタイルと、RDF 1.1、SPARQL Query 1.1、SPARQL Update 1.1、SPARQL Protocol 1.1に対応する。
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