AWSのAI IDE「Kiro」は2025年8月1日(現地時間)、ウェイトリスト登録者向けのサービス利用招待の開始および、新たな料金体系の導入を公式ブログで発表した。これまで一部ユーザー向けに無料プレビュー期間を提供してきたが、開発者の要望を受け、来週より順次待機リスト登録者へ招待コードの送付を開始する予定。
新料金体系は、開発者の実際の利用状況やニーズをもとに設計されており、無料を含む複数の料金プランを用意した。すべての新規ユーザーは、Kiroの主要機能である「Spec(100リクエスト)」と「Vibe(50リクエスト)」にアクセスできる2週間の無料トライアルを利用できる。
プランは「Free」「Pro(月額20ドル)」「Pro+(月額40ドル)」「Power(月額200ドル)」の4種類が用意されており、利用用途や規模に応じて最適なプランを選択できる。それぞれの有料プランでは、SpecリクエストとVibeリクエストに対して個別の割当がなされ、より柔軟な利用が可能となる。追加のリクエストについては、Vibeが1回あたり0.04ドル、Specが1回あたり0.20ドルで利用可能である。無料プランでは月50回までVibeリクエストの利用が可能であり、開発者が継続してKiroの機能にアクセスできるよう配慮されている。
KiroのSpec機能は要件生成や設計に特化し、Vibeはコードの解説やバグ修正など対話型の体験を提供する。今後も利用状況に応じたサービスの調整を行う方針を示している。
既存のプレビューユーザーは、引き続き無料で利用できる期間が設けられており、今月中に有料プランへの移行または無料プランの継続を選択できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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