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翔泳社 新刊紹介

テクノロジー好きが集うハッカースペースを渡り歩く! 高須正和『世界ハッカースペースガイド』

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 1年の半分以上はいろいろな国を飛び回り、日本や世界のハッカー/メイカーイベントを企画・運営している高須正和さんの人気連載「世界ハッカースペースガイド」が本になりました。テクノロジー好きがいつでも気軽に気持ちよく過ごせるハッカースペースを紹介した本書を片手に、あなたも世界中の仲間と交流してみませんか?

世界ハッカースペースガイド』は、高須正和さんが世界各地のハッカースペースを渡り歩き、その魅力や当時の体験を2014年から1年半にわたって書き起こしてきた連載に、連載では紹介しきれなかったハッカースペースの紹介や、ハッカースペースの訪問方法などを加筆して、1冊の本としてまとめたものです。

 訪れたのはデンマーク、フランス、シンガポール、ノルウェー、タイ、台湾、アメリカなど、テクノロジーの最先端をゆく国(コペンハーゲンやチェンマイ、ニューヨークといった「都市」と言ったほうが正確です)。ハッカースペースは、そんな国でも特に根の深いテクノロジー好きが集い、一緒に何かを作ったり語らい合ったりする場所です。ちなみに、日本には東京都板橋区に東京ハッカースペースがあるそうです。

 本書では、さまざまな特色を持つ各国のハッカースペースを、高須さんの目線で紹介。訪問が目的なのではなく、仕事やイベントで各地を訪れたときにふらりと立ち寄るスタンスで、高須さんがハッカースペースを楽しんでいる様子が伝わってきます。

 日本人のハッカー(高須さんいわく「自分の好きなものを作ることに夢中になっている人」)はあまり旅をせず、国内にもハッカースペースが少ないことを高須さんは寂しく思っているそうですが、本書をきっかけに旅するハッカーが増え、世界のテクノロジー好きと交流してくれるようになれば嬉しいとのこと。

 オンラインで繋がることもできますが、ここはぜひ、あなたもハッカースペースを訪れてみませんか? あるいは、あなたがハッカースペースを作ってしまうという手もあるかもしれません! 本書は、そんな方のためのガイドなのです。

目次

まえがき ハッカーは集まる。ハッカーは旅をする。より豊かになるために。
・ハッカーは集まる
・ハッカーは旅をする
・体験が「見える風景」を変える

第1章 ハッカースペースってどんなところ?
・ハッカースペースはハッカーたちの集会場や作業場
・ミッチ・アルトマンの開いたノイズブリッジに見る、ハッカースペースのスタンダード
・ハッカースペースへのアポイントメント、訪問方法
・会話はだいたい英語
・ハッカースペースパスポートを入手しよう
・ミッチ・アルトマンから皆さんへのメッセージ

第2章 アメリカのハッカースペース
・アメリカのハッカースペース事情
・スタートアップブームに沸く多様性の街ニューヨーク

第3章 ヨーロッパのハッカースペース
・ヨーロッパのハッカースペース事情
・ネットの中立性を守れ!パリのレジスタンスハッカーたち
・誰でもバイオハッカーになれる パリのLa Paillasse
・中古の船舶を改造したアートの海賊船 ILLUTRON

第4章 アジアのハッカースペース
・アジアのハッカースペース事情
・政府も市民もハッカーも ハッカースペースシンガポール
・新たに燃え上がるタイのメイカームーブメントバンコクとチェンマイ
・台北の製造業がアツい ファブラボ台北、ファブラボ台南

第5章 中国のハッカースペース
・ハッカースペースは発明をサポートする
・メイカーの魂を燃やし続ける柴火創客空間
・起業を強力に後押しする深センのメイカースペース SEG+
・とある中国のハッカーSexyCyborg様インタビュー

あとがき 「会う」ことには特別な意味がある
解説 ハッカースペースの可能性(山形浩生)

世界ハッカースペースガイド

Amazon Kindle その他

世界ハッカースペースガイド

著者:高須正和
発売日:2018年1月30日(火)
価格(POD):2,160円(税込)
価格(電書):1,728円(税込)

本書について

世界の各都市には、「ハッカースペース」と呼ばれる場所があり、さまざまな人が自由に訪れ、日夜活動しています。本書は、著者が実際に訪れた世界中の全14か所のハッカースペースを、そこに集まる個性豊かなハッカーや熱いプロジェクトとともに紹介するガイドブックです。

 

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この記事の著者

渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)

 翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/10626 2018/01/31 07:00

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