LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」において、「LINEビジネスコネクト」などAPI型のLINEアカウントで活用できるMessaging APIの新機能「LINE Front-end Framework(LIFF)」を、6月6日に公開した。
「LINE Front-end Framework(LIFF)」は、「LINE」アプリのトークルーム内で動作するWebアプリケーションの実装を可能にするプラットフォーム。登録したWebアプリを「LINE」のトークルーム内で起動すると、ユーザーIDなどを取得でき、「LINE」ユーザーのアカウント情報を活用したさまざまな機能の提供が可能になる。
「LIFF」アプリの実装によって、「LINEビジネスコネクト」などAPI型LINEアカウント、およびMessaging APIが有効になったLINE@を活用する企業や外部開発者は、「LINE」のトークルームとWebページを行き来して行う操作を、シンプルかつ直感的な操作に置き換えられるため、UXの大幅な改善を実現できる。
「LINE」アプリを一度閉じる、Web遷移後に「LINE」へのログインを促す、といった面倒な手順を省き、「LINE」のトークルーム上にオーバーレイする形でインタラクティブなコンテンツを展開したり、Web上からユーザーに代わってトークルームにテキストや画像を送信したりといったことが可能になり、UXの向上やユーザーの途中離脱を防げる。
「LINE Front-end Framework(LIFF)」の利用にあたっては、「LINEビジネスコネクト」などAPI型のLINEアカウントや、Messaging APIが有効になったLINE@のチャネルが必要。また、「LINE」アプリについてはiOS版/Android版ともにバージョン7.1.4以降が対象となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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