Microsoftは、従来よりも高圧縮で、再現度も高い画像フォーマットを発表した。
Microsoftは8日、「PMA 07 International Convention」において、JPEGよりも高圧縮で、高画質な画像フォーマット「HD Photo」を発表した。
この画像フォーマットは、以前は「Windows Media Photo」と呼ばれていたもので、デジカメで撮影した写真を、より忠実に再現する。カメラセンサーが捉えたデータを全て保存するため、高品質な露出やイメージ補正などが可能になり、データを切り捨てないため「元に戻す」こともかんたんにできる。しかも、高画質を実現しているにもかかわらず、JPEGに比べ最大2倍の圧縮を効率が可能になるという。
さらにMicrosoftは、Adobe Photoshop向けにHD Photoプラグインのベータ版を発表した。このプラグインを使用すると、PhotoshopでHD Photoの読み書きができるようになる。プラグインはMicrosoftダウンロードセンターより入手でき、60日間は無償で使用できる。
HD PhotoはWindows XP、Windows Vista、Mac OS Xをサポートする。Microsoftは将来的にJPEGファイルに置き換わる画像フォーマットとなることを期待しており、業界標準化を目指すとしている。
Microsoft Announces HD Photo, a New Imaging File Format With Advanced Features for Today’s Digital Photographers
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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