米Amazon Web Servicesは、Windows向けのフルマネージド型オンラインファイルストレージ「Amazon FSx for Windowsファイルサーバー」に、ストレージ容量とスループットをスケーリングする機能を追加し、6月1日(現地時間)に提供を開始した。
今回の機能追加によって、データセットの容量に応じて「Amazon FSx for Windowsファイルサーバー」のファイルシステムのサイズを増やせるようになるとともに、スループットを動的に調整してパフォーマンスを微調整することで、コストの削減が可能になる。
データセットの増加に合わせてストレージサイズを調整できるので、ファイルシステム作成時にデータセットの増加を心配する必要がなく、スループットの調整機能によって周期的なワークロードなのか、データ移行など一時的な転送量の増加なのかに応じた、スループットの動的な調整を実現する。
ストレージサイズやスループットは、AWSの管理コンソールから調整可能なほか、AWS SDKやコマンドラインからも操作できる。なお、ファイルシステムはスケーリング中でも利用可能で、スループットのスケーリング中は一時的にファイルシステムが保存されているファイルサーバを切り替え、スケーリングの完了後に自動でフェイルオーバーとフェイルバックが行われる。
「Amazon FSx for Windowsファイルサーバー」におけるストレージ容量とスループットのスケーリング機能は、「Amazon FSx for Windowsファイルサーバー」が提供されているすべてのAWSリージョンで利用できる。現時点では新規に作成するファイルシステムのみ適用可能だが、数週間以内にすべてのファイルシステムに適用される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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