米Fastlyは、同社が提供するエッジクラウドプラットフォームの可観測性機能をCompute@Edgeサーバレスコンピューティング環境に拡張したことを、6月30日(現地時間)に発表した。
Compute@Edgeでは、27のエンドポイントとカウントをサポートしており、リアルタイムのログを送信できる。自動的に公開されるデフォルトのログ項目へのアクセスが可能で、ビジネスニーズに応じてカスタムイベントの詳細取得にも対応している。ログデータの取得によって、インフラストラクチャからエンドユーザーまで、多くの潜在的な問題の根本原因の特定につながる。
また、CPUやメモリの使用率など豊富なメトリクスを提供し、発生時や履歴を分析する際に役立つ。可視性の向上によって、アプリケーションのパフォーマンスをより効率的にモニタリングし、サイトをオンラインにしたままリアルタイムに対応できるため、収益性とエンドユーザーエクスペリエンスを向上する。
ほかにも、リクエストトレースパラメータを維持したまま、Fastlyのプラットフォームへの出入りが可能なので、開発者は個々のエンドユーザーのリクエストに固有の識別子をタグ付けできる。これにより、マルチテクノロジーインフラストラクチャーの盲点を明らかにし、リクエストにおける有効期間の詳細な提供が可能になる。ユーザーは、データの可視化に役立つDatadogなどのサードパーティシステムにこの情報を渡し、カスタマイズした詳細な分析ができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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