プログラミング言語Goの最新版となる「Go 1.15」が、8月11日(現地時間)に公開された。
「Go 1.15」における変更のほとんどは、ツールチェーン、ランタイム、ライブラリの実装であり、従来と同様にGoバージョン1との互換性が保たれているので、ほとんどのプログラムは変更なく実行できる。
おもな変更点の1つはリンカーの大幅な改善で、リンカーのリソース使用量(時間とメモリ)が削減され、コードの堅牢性/保守性を向上した。
また、これまでは小さなオブジェクトの割り当てにおける問題が存在したが、最新版ではコア数が多い場合のパフォーマンスを大幅に向上し、短い整数型をインターフェイス値に変換しても割り当てが発生しなくなり、閉じたチャネルでの非ブロッキング受信が、開いたチャネルでの非ブロッキング受信と同様に実行されるようになっている。
ほかにも、X.509におけるCommonNameの廃止、GOPROXY環境変数におけるエラーを返すプロキシのスキップのサポート、タイムゾーンデータベースをプログラムに埋め込めるtzdataパッケージの新規導入、コアライブラリにおける数多くの改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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