プログラミング言語「Elixir」開発チームは、最新版となる「Elixir v1.11」を、10月6日(現地時間)にリリースした。
「Elixir v1.11」では、ロガーにnotice・critical・alert・emergencyの、4段階のログレベルが追加され、構造化ロギングをサポートしている。モジュールごとのログレベル指定も可能で、将来的にはアプリケーションごとのログレベル指定にも対応する。
IExの改善も行われており、Elixirターミナルから直接Erlangモジュールのドキュメントを表示できるようになっている。
さらに、コンパイルトレーサによるアプリケーション境界の追跡が可能で、既存モジュールから関数を呼び出すと警告を発するようになったほか、コンパイラがファイルの依存関係を追跡する方法を改善したことで、コンパイルにかかる時間を改善した。
ほかにも、Guard構文の追加や、Calendarモジュールにおける日時フォーマットが可能な関数の追加、コンパイルサイクルを診断するのに役立つ機能の追加などが行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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