米F5 Networksは、NGINX Plusを搭載したデータプレーンを活用してKubernetes環境のコンテナトラフィックを管理する、完全統合型の軽量サービスメッシュ「NGINX Service Mesh」の開発リリースを、10月12日(現地時間)に発表した。
NGINX Service Meshでは、すべての通信がmTLSで暗号化されており、アクセス制御を使用することで、どのサービスが相互に通信可能かに関するポリシーを定義できる。また、新たなサービスへのトラフィックを制限して、時間の経過とともに徐々に増加させるポリシーの定義が可能で、レート制限やサーキットブレーカーといった機能も備えている。
さらに、NGINX Plusで利用できるメトリックを表示する組み込みのGrafanaダッシュボードによって、大量のサービスを管理可能なほか、Open Tracingを統合することで、トランザクションをきめ細かにトレースできる。また、NGINX Kubernetes Ingress Controllerの統合によって、レガシーサービスとメッシュサービスとの通信を可能にしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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