SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

継続的デリバリーシステム「PipeCD」登場、Kubernetesを含む多様なアプリケーションに対応

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 宣言型Kubernetes、サーバレス、インフラストラクチャアプリケーション向けの継続的デリバリーシステム「PipeCD」が、10月6日(現地時間)にリリースされた。

 PipeCDは、近年クラウドサービスの提供するオプションが多様化する一方で、すべてのチームに対応する堅牢なCDシステムが不足している現状を受けて、開発者のエクスペリエンスを向上させるべく、さまざまな種類のアプリケーションに統合されたインターフェースを提供する、新たなCDシステムとして開発されている。

 PipeCDには、アプリケーションで何が起こっているかを確認できるデプロイメントパイプラインUI、個々のデプロイメントごとに用意された個別のログビューアを搭載しており、アプリケーションのコンポーネントおよび状態のリアルタイムでの可視化や、SlackおよびWebhookエンドポイントへのデプロイ通知、配信パフォーマンスの表示に対応する。サービスの状態全体がGit経由で管理されるので、クラスタの状態とGitから提供される監査ログを表示できる。

 メトリックやログ、発行されたリクエストに基づく自動展開分析、分析またはパイプラインステージが失敗した際の自動ロールバック、構成ドリフトの自動検知による変更の通知およびレンダリング、新たなコンテナイメージの自動監視および検出が可能で、シングルサインオンとロールベースのアクセス制御をサポートし、資格情報はクラスタ外部に公開されず、コントロールプレーンに保存されないなど、安全性にも配慮されている。

 ほかにも、コントロールプレーンとパイプを分離することで、マルチクラスタ、マルチテナントの操作を容易にしており、Prometheus、Datadog、Stackdriverなど複数の分析プロバイダ、およびKubernetes、Terraform、Cloud Run、AWS Lambdaといったマルチクラウドでの複数のアプリケーションをサポートする。

 現時点では機能の多くがアルファ版だが、数か月以内に安定版のリリースを予定している。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/13050 2020/10/14 13:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング