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Microsoft、Kubernetesとの接続エッジを構築するプロジェクト「Akri」発表

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 米Microsoftは、Kubernetesとの接続エッジを構築するためのオープンソースプロジェクト「Akri」を、10月20日(現地時間)に発表した。

 Akriは、データを生成してアクションを実行するセンサ、コントローラ、マイクロコントローラーユニット(MCU)といったエッジを構成するリーフデバイスを、Kubernetesクラスタのリソースとして公開するオープンソースプロジェクト。

 コンテナネットワークインターフェース(CNI)と同じく、抽象化レイヤを提供するが、基盤となるネットワークの詳細を抽象化する代わりに、リーフデバイスにアクセスできるノードを継続的に検出し、それらのワークロードをスケジュールする。

 2つのカスタムリソース(CRD)、デバイスプラグイン、カスタムコントローラで構成されており、カスタムリソースの1つであるAkri Configurationは、Akriに検出するリーフデバイスの種類を伝える。続いて、Kubernetesデバイスプラグインフレームワークの実装であるAkri Agentがリーフデバイスを検索し、目的のデバイスが利用可能かどうかを確認する。デバイスが検出されると、Akriコントローラがリーフデバイスを表す各Akriインスタンスを確認し、リーフデバイスに接続して使用する方法を知っている「ブローカー」ポッドのデプロイを行う。

 ユーザーは、Akri構成をクラスターに適用するだけで、検出プロトコル(Open Network Video Interface Forumプロトコルなど)と、検出時にデプロイする必要のあるポッド(ビデオフレームサーバーなど)を指定できる。複数のノードによるリーフデバイスの利用も可能になっており、ノードがオフラインになった場合に高可用性を提供できる。

 さらに、リーフデバイスのタイプ(またはAkri構成)ごとにKubernetesサービスを自動的に作成するため、ポッドまたはノードの状態を追跡するアプリケーションは必要ない。

 Microsoftは、Akriに検出プロトコルがない、使用したいデバイスに関する情報を求めており、SlackやGitHub、Akriコミュニティでの新たな検出プロトコルの実装を求めている。

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