AWSは、OpenTelemetryプロジェクトの本番環境に対応したAWSサポートのディストリビューション「AWS Distro for OpenTelemetry」のプレビュー版を公開したと、10月21日に発表した。
Cloud Native Computing Foundationの一部である「OpenTelemetry」は、アプリケーションモニタリング用の分散トレースとメトリクスを収集するためのオープンソースAPI、ライブラリ、およびエージェントを提供する。
今回プレビュー版として公開された「AWS Distro for OpenTelemetry」は同プロジェクトの本番環境に対応したAWSサポートのディストリビューション。Amazon EC2、ECS、EKS、AWS Fargate、およびオンプレミスで実行されているアプリケーションを1回だけインストルメント化して、相関するメトリクスとトレースを複数のモニタリングソリューションに送信できる。
Java自動インストルメンテーションエージェントとJavaおよびJavaScript SDKを使用して、コードを変更せずにトレースを収集することができるほか、AWSリソースとマネージドサービスからメタデータも収集するため、アプリケーションのパフォーマンスデータを、基盤となるインフラストラクチャデータと相関させることで問題解決までの平均時間を短縮することが可能。
AWS Distro for OpenTelemetryのコンテナサービス向け最新バージョンと、AWS CloudFormationテンプレート、AWSコマンドラインインターフェイス、またはKubectlコマンドを使用することによりAmazon EC2を設定してデプロイすることができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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