米Googleは、ベアメタル版「Anthos」の一般提供を、12月1日(現地時間)に開始した。
ベアメタル版「Anthos」を使用することで、ハードウェアやOS、ネットワークインフラストラクチャへの既存の投資を活用することが可能になり、最小のシステム要件は最小4コアの2つのノード、32GBのRAM、128GBのディスクスペースとなっている。
独自のOSを持参するモデルを使用しており、物理インスタンスまたは仮想インスタンス上で実行され、Red Hat Enterprise Linux 8.1/8.2、CentOS 8.1/8.2、Ubuntu 18.04/20.04LTSをサポートする。また、ただちに使用できるオーバーレイネットワークとL4/L7負荷分散を提供し、F5やCitrixといった独自のロードバランサーとの統合にも対応している。
ラインアップは、すべてのクラスタを個別に管理可能で、エッジロケーションでの実行や独立したクラスタ管理に適した「スタンドアロンモデル」と、管理クラスタと呼ばれる集中型クラスタから、クラスタのフリートを管理でき、SSHキーやGoogle Cloudサービスアカウントの詳細などの機密性の高い資格情報を共有せずに、自動化やツールを構築したり、クラスタのライフサイクルを個々のチームに委任したりする場合に適した「マルチクラスタモデル」を用意する。
すべてのAnthos環境と同様に、ベアメタル版「Anthos」にはGoogle Cloudへの安全な接続を可能にするConnectを用意しており、Google Cloud Consoleからクラスタを一元的に表示、構成、監視できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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