米Dockerは、「Docker Desktop 3.5」を6月29日(現地時間)にリリースした。
「Docker Desktop 3.5」では、ProおよびTeamユーザーがボリューム内のディレクトリとファイルを、更新日、種類、サイズの条件でより簡単に探索可能となり、スペースを占有しているものをすばやく特定し、削除するかどうかを判断できるようになっている。
また、「名前を付けて保存」を使用して、ファイルをローカルにダウンロードする機能や、ボリュームを他のユーザーと共有する機能など、ボリューム管理における機能が追加された。
ほかにも、Docker開発環境のテクニカルプレビューがリリースされ、Docker CLIでcomposeコマンドをシームレスに実行するための、docker-composeの代替となる「Docker Compose V2」のベータ版は、コンテナ間の通信を容易にするためのコンテナリンクと外部リンクのサポートが追加されるなど、引き続き開発が行われている。
さらに、使用しているイメージが、Appleシリコンのアーキテクチャと合致しない場合に、Dockerダッシュボードが警告を発するようになった。AppleシリコンでDocker Desktopを使用しており、qemuのエミュレーションで実行されるamd64イメージを使用すると、パフォーマンスが低下したりクラッシュしたりする可能性がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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