VimのフォークであるテキストエディタNeovimの開発チームは、最新版となる「Neovim v0.5.0」を7月2日(現地時間)にリリースした。
「Neovim v0.5.0」では、組み込み用のスクリプト言語であるLua向けにネイティブAPIを公開しており、ループなどコアプログラミング言語タスクでLuaJITのパフォーマンスを活用しつつ、Vimscriptで記述されたものと同じ機能を備えたプラグインを記述できるようになっている。また、Lua独自のプラグインエコシステムluarocksも使える。また、それに合わせていくつかのVimscriptプラグインがLuaで書き直された。
さらに、言語サーバプロトコル(LSP)の機能にアクセスするための、ほぼすべてをLuaで記述されたLSPクライアントが提供されているほか、コードの一部を構文ツリーに解析し、増分的かつエラーに強い方法でライブラリを作成するツリーシッターの実験的なサポートの追加、装飾プロバイダAPIの改善によるextmarks、仮想テキスト、ハイライトへの対応、フローティングウィンドウAPIにおけるz-indexと境界線のサポートなどが行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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