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イベントの力で、チームに一体感と推進力を――モチベーションの波と向き合う方法を考える

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2021/08/04 08:00

 本連載のテーマは「チームの壁」。リンクアンドモチベーションで中小ベンチャー企業向けの組織人事コンサルティングに従事し、そののちデザイナーへと転向した辻井さんがチームづくりのポイントをお伝えします。第4回はキックオフや1on1といった「イベント」に焦点を当てていきます。日々のコミュニケーションや業務上の関わりだけでは補いきれない、「モチベーションの波」と向き合う方法を考えていきます。

目次

誰しもが直面する「モチベーションの波」

 「モチベーションが低くなったことなんて、一度もない」

 そう断言できる方は、決して多くないのではないでしょうか。仕事がうまく進められなかったとき。取り返しのつかない大きな失敗をしてしまったとき。同僚との関係性が悪化して、気まずくなってしまったとき。長年追いかけていた目標を成し遂げてしまったとき――。

 ふとしたきっかけやタイミングで、モチベーションが下がってしまうのは、誰しも経験したことがあると思います。

 ですが、これは決して悪いことではありません。人間の感情は移ろうものですし、劇的に高まることもあれば、「もう頑張れないかもしれない」と思うくらいに著しく低下してしまうこともあるのがモチベーションです。

 もちろん、安定的に高いモチベーションを維持するに越したことはありませんし、自分で自分のモチベーションを高め続けられるのが理想です。

 しかし、「モチベーションを下げることなく、どこまでも上げ続ける」ことを目指すと、行き詰まってしまうことが多いのです。モチベーションをマネジメントするうえで大切になるのは、「モチベーションが下がったときに、下がり続けないように阻止する」ことであり、「再びモチベーションを上げるためのきっかけ」を設けていくことです。

「イベントフォーカスマネジメント」で節目を作る

 そこでぜひともお伝えしたいのが、「イベントフォーカスマネジメント」という考えかたです。モチベーションが下がりやすい時期や、停滞しがちなタイミングを見定めて「イベント」を設けることで、モチベーションの安定化を図るというアプローチです。

 イベントの例を具体的に挙げると、チーム・部門単位で行うキックオフや締会、会社全体の全社総会といったものが当てはまります。また、月次での1on1や、週次でのチーム振り返り会なども立派なイベントと言えます。最近では、感謝を伝え合うコミュニケーションツールを導入し、週次・月次で運用するケースも増えていますが、それもひとつのイベントです。

 少し余談になりますが、イベントフォーカスマネジメントは仕事に限らず、我々の日常生活の中にも自然と溶け込んでいる考えかたです。

 たとえば年末年始には「大晦日」や「お正月・三が日」という節目があります。年末になれば、1年間の出来ごとを振り返り、良かったことや来年頑張りたいことを考えたりしませんか?また新年が明けたタイミングで一年の抱負を掲げ、書き初めをする方もいらっしゃると思います。ほかにも「父の日」や「母の日」、「敬老の日」といった節目をきっかけに、家族に感謝の気持ちを伝えたり、「結婚記念日」や「誕生日」を大切な人と祝ったり――。

 こうした営みを「イベント」と呼ぶと少し違和感があるかもしれません。しかし、特別な日として定められているからこそ、普段は伝えられない気持ちを伝え、絆を深めるきっかけが生まれていると言えるのではないでしょうか。

 チームマネジメントにおいても、同様のアプローチが非常に効果的です。というのも、イベントなしでモチベーションを上げるには、さまざまな障壁があるからです。

  • 忙しさの壁(日々の業務に追われる中で、改めて感謝や称賛に時間を使えない)
  • 感情の壁(特別な機会がないと、照れ臭さや恥ずかしさがまさってしまう)
  • 優先順位の壁(なんだかんだと後回しにされ、コミュニケーションが不規則になる)

 そういった壁を乗り越えるためにも、個々人の棚卸しや、モチベーション向上に向けた振り返り・相互承認の機会を定期的に設けておくことが効果的です。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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