米Microsoftは、Windows向けのプログラマティック・キャプチャAPIであるPIX on Windowsの最新バージョンとなる「PIX on Windows 2108.18」を、8月19日(現地時間)にリリースした。また、WinPixEventランタイムの新バージョンも提供を開始している。
「PIX on Windows 2108.18」では、アプリケーション内でGPUキャプチャを取得または制御するために使える、複数の新たなAPIがpix3.hに追加されており、これらの新しいAPIではPIX UIやpixtoolを使用する必要はないが、D3D12デバイスの作成前にWinPixGpuCapturer.dllをアプリケーションにロードする必要があり、その支援のためにヘルパー関数PIXLoadLatestWinPixGpuCapturerLibrary()が追加された。
さらに、GPUの占有率把握に役立つ、AMD RX5000およびRX6000シリーズGPUのタイムラインに、さまざまなシェーダータイプにわたる波の分布と、VGPRの使用状況などの占有制限要因を示す、新しいグラフが追加されている。
ほかにも、Acceleration Structureビューアが再設計され、ロード時のパフォーマンス向上や、フリーロームカメラの統合などが行われるとともに、アーカイブファイルにおいてファイルIOプロファイリングがサポートされるなど、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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