米HashiCorpは、Amazon ECS上で利用可能なHashiCorp Consulサービスメッシュのベータ版を、9月29日(現地時間)に公開した。
今回、ベータ版が公開された、Amazon ECS向けHashiCorp Consulサービスメッシュは、AWSユーザーによる安全なECSデプロイのサービスメッシュとして、HashiCorp Consulの選択を可能にするもので、5月にはテクノロジープレビューが公開されている。
ベータ版では、テクノロジープレビューで提供された機能に加えて、Consulをセキュアモードでデプロイできるようになり、アクセス制御リスト(ACL)、トランスポート層セキュリティ(TLS)、ゴシップ暗号化を使用した多層防御のセキュリティメカニズムが有効になった。ACLはConsulのUI、API、CLI、サービス通信、エージェント通信への安全なアクセスを提供するために使用されるほか、エージェント間のゴシップ通信は対称鍵で保護および暗号化され、TLSはエージェント間のRPC呼び出しを保護するために使用される。
さらに、FargateとEC2両方の起動タイプに、Consulクライアントエージェントをデプロイ可能になったほか、ConsulクライアントエージェントをECSにデプロイし、HashiCorp Cloud Platform(HCP)のConsulサーバエージェントとピアリングできるようになった。
ほかにも、EC2インスタンスにセルフマネージドConsulサーバエージェントをデプロイして、ECSインスタンスにクライアントエージェントをデプロイするオプションも用意されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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